成約事例

投資ファンドの支援でマネジメント体制を強化できたエステサロン業のM&A

譲渡企業
買収企業
業界
サービス業
投資業
M&Aの目的
イグジット
経営基盤の強化
投資先のバリューアップ
※ 顧客の匿名性を担保するために、一部の事実情報を編集しています

譲渡側の概要

A社は、関東を軸にエステサロンを展開していた。提携する商業施設を中心に関東圏に店舗を集中するドミナント戦略によって、効率的に店舗を運営していた。

また、商業施設内の店舗として独自の集客ノウハウを蓄積しており、顧客を安定的に確保。充実した研修体制や育成ノウハウによって、どの店舗でも高品質なサービスを提供できることも強みであった。

さらに、X社長の共同創業者であるY役員は、関連会社としてサロン向け化粧品の製造販売を行うB社を経営。A社と連携して事業を運営しており、B社がA社に化粧品を提供することで利益率の高い体制が構築されていた。

譲渡側の課題

A社は、さらなる成長を遂げるための課題を2つ抱えていた。1つ目はマネジメント体制の強化。店舗数を増やすためには、人事評価制度や各種規程の整備など、労務管理の強化が求められていた。さらに、各店舗の売上やコストなど月次の数値をリアルタイムで把握できる管理システムも必要であった。

2つ目は、人材の確保。A社は、これまでの実績により商業施設からの出店オファーが多かったが、エステティシャンの不足により店舗数を拡大できていなかった。

なお、B社はA社への化粧品提供が主な事業であり、成長のためにはA社の店舗拡大が不可欠であった。そのため、B社にとってもA社の課題は問題であった。

オンデックとの出会い

A社とB社の成長戦略に悩んでいたX社長とY役員は、経営コンサルタントに相談。その結果、「課題を解決して事業を拡大するには、経営基盤の強化が必要」という考えに至り、A社とB社の同時M&Aを決意した。

そうして経営コンサルタントから紹介されたオンデックに、M&A仲介を依頼。買収先の条件として「従業員の継続雇用」だけでなく「マネジメント体制改善および人材確保への支援」を挙げた。

買収側の概要

A社とB社を買収したC社は、非上場の株式を取得して投資するプライベート・エクイティ・ファンド。国内の中堅企業に対する多種多様な投資実績を有しており、投資先に寄り添ったハンズオン経営支援によって多くの企業を成長させてきた。

オンデックからA社とB社のM&Aを提案されたC社は、堅実な成長を遂げてきた両社を高く評価。店舗拡大が加速すれば成長の余地も十分にあると判断し、A社とB社の同時M&Aを決定した。

課題解決・シナジー

M&A後、A社とB社へC社から役員が派遣され経営層が一新。労務管理はもちろん、店舗運営を効率的に管理できるシステムが導入され、マネジメント体制が改善された。人材確保もC社のネットワークやノウハウによって強化された。さらなる店舗拡大に向けた準備が進められており、今後の成長が見込まれている。

COMMENT
オンデックからのコメント

M&Aは、企業を成長させる手段として活用されることも少なくありません。本案件では、課題を解決してくれる企業にM&Aしたことで、A社とB社はこれまで以上に大きな成長軌道に乗ることができました。

オンデックでは、多様な経営課題をM&Aで解決してきた実績があります。事業経営でお悩みでしたら、ぜひオンデックまでご相談ください。