成約事例

急成長を遂げたがゆえの課題を解決!マネジメント体制が改善された福祉業の資本提携

譲渡企業
買収企業
業界
医療、福祉
投資業
M&Aの目的
経営基盤の強化
投資先のバリューアップ
※ 顧客の匿名性を担保するために、一部の事実情報を編集しています

譲渡側の概要

A社は関東圏を中心に介護施設を運営していた。医療法人と提携することによって、医療を含む充実したサービスを提供。全施設で看護師が365日常勤しており、重い病気を患った高齢者も受け入れられるのが特徴であった。

また、周辺施設よりもリーズナブルな価格設定ということもあり、多くの入居者を集めていた。入居者ニーズが高いエリアに施設を意欲的に展開しており、事業は急成長していた。

譲渡側の課題

A社は2つの課題を抱えていた。1つ目はマネジメント体制。急激に施設数が増えたため、管理体制の整備が間に合っていなかった。施設の運営管理や新規エリアへの展開はX社長が一手に担っており、社長への依存度が高いこともネックであった。

2つ目は人材確保。組織の中核となるリーダーや、経営ノウハウを持つ幹部候補を育成できていなかった。A社の役員はX社長のみであり、今後さらなる成長を目指すためには、経営業務を分担できる役員の増員が必要であった。

オンデックとの出会い

「A社を成長させるためには経営基盤の強化が必須」と悩んでいたX社長は、経営コンサルタントに相談。「経営課題の解決にはノウハウを有する企業との提携が有効」と教えてもらい、資本提携を検討することにした。

当初、X社長は自身で資本提携先を探すつもりであった。しかし、経営コンサルタントからオンデックを紹介されて「資本提携の交渉は専門家に依頼した方が良い」と判断。A社の事業内容や強みを提携候補にきちんと伝えられる、オンデックの提案力が依頼の決め手となった。

買収側の概要

A社と資本提携を結んだB社は、非上場の株式を取得して投資するプライベート・エクイティ・ファンド。成長性が高い企業を対象に、業界を問わず多種多様な投資を行なっていた。B社は、多数の投資先からなるネットワークを活用した経営支援を得意としていた。

オンデックからA社との資本提携を提案されたB社は、その成長性を高く評価。介護事業を営む投資先とのシナジー効果も期待できると考え資本提携を締結するに至った。

課題解決・シナジー

A社へはB社から新役員が派遣されて経営体制が強化された。新たにB社のネットワークを活用し人材を採用することで、マネジメント層も整備され、労務管理システムも導入された。施設運営のマニュアル化も進み属人化も解消。B社のノウハウによって育成制度を強化することもできた。

対するB社は、投資先の介護事業者にA社の有する医療連携のノウハウを提供することで、投資先のバリューアップに成功。その他の医療、福祉事業を営む投資先とのシナジー効果も見込まれている。

COMMENT
オンデックからのコメント

急激な成長を遂げたがゆえに、組織や仕組みづくりが追いつかない企業は少なくありません。
本件では、投資ファンドと資本提携を結ぶことで、A社は経営基盤が強化され、さらなる成長の糸口を掴むことができました。

オンデックでは、様々な経営課題の解決を支援してきた実績がございます。もし経営でお悩みでしたら、気兼ねなくオンデックまでご相談ください。