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M&A税務

営業権 (エイギョウケン)

営業権とは、勘定科目のひとつで、他の企業より多く収益を稼得することができる無形の源泉・原因を金額で評価したもの(無形の財産的価値を有するもの)を指します。2006年の会社法施行後に「のれん(暖簾)」と呼ばれ、企業のブランド力、高度な技術力、営業上のノウハウ(仕組み)、立地条件等の地理的条件、官公庁の登録・許認可に基づくもの(法人税法上)などの総称であり、法律上の権利ではありません。企業会計では自らのれんを作り出すことは出来ず、営業譲渡合併・買収などを行った場合に、それによって得た資産や負債と支払った額との差額が貸借対照表上の「無形固定資産」として計上されることにより発生します。